英国ウィリアムモリスを訪ねて④

ヴィクトリア駅

ヴィクトリア駅

モリスルームでランチをしたあと、吉荒さんの考えてくださったスケジュールに合わせ、
三人でヴィクトリア駅から電車に乗って、「レッドハウス」へ。

モリスが自宅兼オフィス&アトリエとして新婚時代を過ごしすために仲間たちと建築設計・デザインして建てたレッド・ハウスです。

ゆく道々は案外普通の住宅地。
歩くこと10分ほど。

レッドハウスの前に停まっている赤い車

到着。

レッドハウスの入り口

ひんやりとした木々の影、手入れされたポーチ。
ドキドキ。今私たちの見ているこの風景は当時モリスが目にしていたものなんだー!

ポーチ

外観

L型の美しい外観と中庭

現在はナショナル・トラストが管理しているレッド・ハウスは、家の隅々まで、モリスとその仲間たちのデザインが散りばめられています。建築設計はフィリップ・ウェッブ。アーティストのエドワード・バーン=ジョーンズがステンドグラスの窓や壁画を担当。
モリスらがデザインした家具が各部屋に配置されています。
このときモリス26歳。
モリスたちの夢と魅力で溢れた家です。

玄関

玄関を入ると大きな家具。

モリス達は新居を作るにあたって、欲しい家具や内装が無かったため、自分たちでデザインしていきました。
それがのちの「モリス商会」へとつなっがていきます。

吹き抜け

結構にぎやかなしっくいの吹き抜け。しっくいにぽつぽつと穴をあけ、それを目印にデザイン画を描いたらしい。
てっぺん近くの一番隅っこにひとつだけ同じ色で「にこちゃんマーク」が描かれている。
ワイワイ言いながら新居を作る彼らの遊び心が想像できる。

にこちゃんマーク

にこちゃん。遠くて撮れなっかたので画像お借りしました。

吹き抜けのデザイン画

図面

フィリップウェッブの図面。

図面

今日はこのへんで。