続 センスのいい部屋にしたい。インテリア迷子のあなたへ

前回の続き。
インテリア選びの助けになれば嬉しいです。

[アイテムで探さない]
インターネットで、”ソファ” ”2人掛け” ”青系” ”10万以内”などの検索ワードで探すと、条件にあったソファがあがってきますが、センスのいい部屋にしたければ、探し方を変えてみることがおすすめ。

まず、家具一個一個で探さず、全体のテイスト(インテリアスタイル)を決めましょう。センスのいい部屋はテイストが合っているのです。
”ソファ”というアイテムではなく、ソファを扱うインテリアショップを検索し、お店の中をまわるように見ていきます。
お店にはそれぞれテイスト(インテリアスタイル)があります。
そうすると、「ここはなんとなく外国の田舎風のインテリアのお店だな」とか「ゴツゴツした男っぽい物が多いな」とか、品揃えに特徴を見出すことができます。好きな雰囲気の品揃えなら、そこにある家具から選ぶのもいいと思います。

RoomClipというサイト・アプリがあります。一般の方のお部屋画像がたくさん載っています。部屋全体の施工例として、また商品名やメーカーなども記載されているのでとてもリアルで参考になりますよ。

[今買わないのもアリ]
新築、引っ越しや、リフォーム。
この際、一気に揃えてしまいたい気持ち、よくわかります。
ただ、前回も書いたように気に入らないインテリアと暮らすのは想像以上にメンタルに堪えます。インテリア好きならなおさら。
たくさん見たけど、どれもときめかない。今ひとつ気に入ったものがないなら、妥協して買うのだけはやめてください。今がその時じゃないのです。人もインテリアも出会いです♪
思っていればきっとその時がやってきます。

[餅は餅屋?]
家建てるとなると、ハウスメーカーや工務店に行きますよね。調べて自分で建てようとする人はいないでしょう。なのにインテリアってまだまだお客さん任せが一般的。
誤解を恐れずに申し上げると・・昨今の膨大な情報から、お客様自身で家に合うものを探し、自分でコーディネートする、というのはとても難しいことなのです。

だから

プロを使いましょう。

例えば、インテリア提案ができるハウスメーカーさん。
例えばインテリアショップのプランナー。
例えばインテリアコーディネーター!

好みのイメージ(インスタ画像でも雑誌切り抜きでも)や希望を伝えて提案を待ちましょう。
提案を受けて、プレゼンテーションボードなどで床色や壁、家具、照明、カーテン、敷物、雑貨など全体が見えるカタチになれば、これは好きだけど、ここはもっとこうしたい、など具体的に考えることもできます。ネットと違って聞きたいこともすぐ聞けるし、イメージがブレそうになったら軌道修正してくれるかもしれません。顔を合わせて話すことでプロも親身になってくれることでしょう。

結局それか・・。お金かかりそう、言いたいこと言えなさそう。という声も、ハイ、受けとめます。でも、これは30年の実務からの感想です。

若干のお金はかかるかもしれませんが、時間短縮や自分のためにプロにプランしてもらえると思うとコスパは良いと思いますよ。
インテリアコーディネーターはインテリアが大好きだから、あなたの部屋のことを一生懸命考えて答えを出します。プランが気に入らなければちがうと伝えていいのです。

「インテリアは生き方」

あなたがよいインテリアに巡り会えますように。