スミノエ新作展示会
7月は毎年各社新作展示会が目白押し。それも多くが都市部でのみ開催です。
関西や首都圏に住んでいれば仕事の合間に見にいくこともできるのでしょうが、四国は島国。どうしても海を渡らないといけません。
「四国からわざわざ!」とメーカーさんにはびっくりされますが、阿南から高速バス2時間半ほどで梅田に着きます。(手漕ぎボートで来てるワケじゃないからびっくりされるほどじゃないです)
毎週でも展示会に足を運ぶのは何より
「百聞は一見にしかず。」
サンプルブックに貼った小さな布だけでは、この道二十数年カーテンに携わってきても空間をイメージすることは難しいです。
布の風合いや色を実際見ることはもちろん、その「たたずまい」というのかな…その布があることで醸し出す空気感みたいなものも知りたいのです。
つかみどころがないものなんだけど、お客様とやりとりしてる中で、それがとても大切なときがあります。「あ、この方にはあの雰囲気合うかも・・」ていう。
そして、もうひとつの楽しみは展示会のあと帰るまで梅田界隈をぶらぶらすること。歩く人のファッション、ショップデザインや流行りのもの…。
地方にいると時々自分のアップデートも必要です。
前置きが長くなりました。
スミノエは皇室や国会議事堂の内装からホテル、自動車、各種インテリアを手掛ける大阪本社の老舗メーカーです。そして私の元勤務先です。
今回発売されたmodeS vol.9はスミノエの主軸ファブリックコレクション。老舗ならではの高い技術とイマドキの感性が融合し、シックなカラーと上質な風合いが特長です。
懐かしい心斎橋のスミノエビル…。
同期や先輩方もちらほら。
新作展示会では、普段は裏方の商品企画開発者が新作のコンセプト、ここにこだわりました!というポイントを直接来場者に説明してくれます。
生まれた我が子を紹介するような晴れがましい企画開発の方の言葉。これを直接聞くのも私達が展示会に行きたい大きな理由です。
私達販売する側は、その思いや魅力をお客様に伝えるミッションがあるのです。
今回のmodeSは、何かひとつ突き破った感じがしました。
かっこいい・・♪
これまでの、家で洗えます、防炎です、価格安めです…的なことを押し出した商品から「ものづくり重視」にシフトした感じ。
企画やデザインの方のしたかったことをした、という感じ。
フジエテキスタイルの展示会の時も同じように思いました。
国内メーカーからこういった大人向け?の商品が増えていけば日本のインテリアは変わる!大手量販店とは一線を画す本来のメーカーの姿なのかも。
価格は手間をかけてある分それなりはしますが、一生愛着をもって付き合える商品だと思います。それを手に入れることで得られる気持ちよさや癒やし、暮らしの豊かさ・・。代えがたい時間を与えてくれます。
「カーテンて、モサモサしてスタイリッシュじゃないから」と新築窓まわりにブラインド一択なら、ちょっと待ってください。
雑誌で見るような素敵な家は、大切な空間には必ず上質なファブリックスがあります。
スタイリッシュ&ラグジュアリーな空間が叶う洗練されたファブリックスを候補にいれてみては?
新modeSはまもなくサンプルブック入荷予定です。