ダイニングチェアをアップデート!

先日カーテン納品させていただいたお客様から、ダイニングチェア2脚の張替え依頼をいただきました。

ダイニングチェアの写真、座面に補強用のガムテープが貼られている

とてもしっかりした椅子ですが座面の前が擦り切れて粘着テープで「応急処置」がしてあります。

選んでいただいたのは、ウィリアム・モリスの『クリサンティマム』。
1877年ウィリアム・モリスによるデザインです。
極東で親しまれ賞賛されてきたこの花柄は英国ヴィクトリア時代の日本の美術工芸への関心の表れです。
贅沢であふれんばかりに豊かな花と葉が、小さな葉々の繊細な背景によって引き立っています。

ウィリアム・モリスによるデザイン画像、2種の花と葉の形と色が全面に描かれており、その地に小さな葉模様が敷き詰められている

約140年前のデザインが、お客様のダイニングチェアとして現代に生きる・・・いいデザインは永遠だと
あらためて思います。

ウィリアム・モリスの肖像画

William Morris
19世紀の英国の工芸家・デザイナー

プリントではなく織機により織られた花柄生地の写真

生地はプリントではなく川島織物セルコンのジャガードに。
川島織物の持つ織(おり)の技術で、繊細ながらプリントとはひと味違う圧倒的な色彩の豊かさと立体感が実現しています。
織が緻密なので、摩擦の多い椅子張りでも大丈夫。

柄出し(座面に出る柄の配置)はお客様からお任せいただきました。
パターン柄ですがどの花も見せたい!
悩んで2脚別々の柄出しにしました。

木部との色もバッチリです。
とても喜んでいただけました。

ご自宅で撮っていただいた画像です。
ありがとうございました!

座面を張り替えてリフォームされたダイニングチェア2脚の写真